昔よく写真雑誌を見ていた頃、晩年が近づいてきたカメラマンが花の写真をよく投稿していたね。病室の花や病室の窓から覗いた風景とか。俺はきれいな花の写真を撮りたいと思ったことがないけれど、そのうちそんな心境になるのかな?ならないねきっと!!
友達の鷲尾さんが、久しぶりに写真雑誌に掲載したから見てといっていたので書店で久しぶりに写真雑誌をのぞいてみた。何十年か前に寿町で撮った彼の代表作の一つだった。雑誌をめくっていてその写真が出てきた時にはぎょっとした。その写真はいい写真なのだけれど、あまりにも他のページとの違和感にビックリしたんだ。写真雑誌を見なくなってから久しいけれど、こんなにつまらなくなっていたんだね?写真はどの方向に行くのかとか、何を撮ればいいのかという問題ではなく、もう終わってしまったのかも知れない。スマートフォンなど簡単に撮れる機会ができてきて、ダメになったんだね。「写真は被写体を説明するもの」というのは昔からあったことだし何も不満はないけれど、なんかちがうね?俺も簡単に写真を撮っているつもりはないけれど、フィルムで撮っていた時に比べると、簡単に写真を撮れているのだと思う。こりゃ何か方策を考えなければ・・・・。
2月 21